『不滅の恋』という映画を

知ってる人いるかな。




その不滅の恋の話を詳しくあとに書きますが




もう20数年前の映画で





ベートーベンが




密かに愛していた人妻への




実際の恋文が


映画の主な骨格になっていて





人妻との道ならぬ恋、


叶わぬ恋という半実話の



ちょっと切ない美しい物語。





ベートーベンを演じるのは




個性派役者の

ゲーリー・オールドマン。




当時30代の男盛りで本当にカッコ良い。





私は学生の頃から




ベートーベンが好きで良く聴いていた。




20代前半に



この映画を観たあと




わざわざオーストリアへ


ベートーベンハウスと


彼のお墓を見に行ったぐらい。




その時はゲーリーのベートーベンを



思い浮かべながらお墓に行ったので



きゅん💜としたものです。




あ、ベートーベンの本当の肖像画は

頭から消去していた(笑)






特に好きな曲は『月光ソナタ』




今、タイムリーに

フィギュアスケートの宇野昌摩くんが


この月光を使ったフリーを演じてますね。


すごく素敵なプログラムで大好き。




他にも『悲壮ソナタ』、『田園』とか


好きな曲も沢山あるけど




この『月光』は初めて聴いた時から





しびれっぱなし。




ソナタなのに官能的ですらあって



叙情的で



聴いただけで





恋に落ちたような感覚になる。





ゲーリー・オールドマンも



私の大好きな役者です。




年を重ねた今でも渋くてカッコ良い。




あのヨレっとした感じとかも


たまらん(笑)




彼はmadを演じることが多くて



悪役やキレてる人の印象が強いと思うけど





彼の目を見てごらんよ(笑)




あれは悪人の目ではない。




子犬のようにちょっと寂しげな


なんとも可愛らしい目をしている。




実際の彼自身

とてもハートフルな人だと言われてるよね。





その大好きなゲーリー演じる


大好きなベートーベンの


道ならぬ恋のお話とくれば




私の大好きな映画になるのも

無理はない(笑)





その不滅の恋の台詞は



実際にベートーベンが書いた恋文が

ベースになっているので



その心情がモロに伝わり切ない。





その愛しい人妻と


密会をすることになっていた夜、




彼女の待つホテルへ向かう途中で



ベートーベンの乗った馬車が嵐のせいで


車輪が外れてしまい



結局はたどり着けなかったんだけど




当時はもちろんスマホも電話もないため



彼がたどり着けなかった理由を



そのホテルで待っていた人妻は


知るよしもなく



彼に裏切られ捨てられたと勘違いし




失意の中でホテルを一人で去る。



ベートーベンは人妻へ恋文をしたためるが




結局それは彼女の元へは届かず


戻ってくる。




二人はスレ違い、




お互いに捨てられたと思い込み



やがて愛するがゆえの憎悪へと発展していく。





またこの恋文がアツい。



こんなにベートーベンって



熱い人だったんだな。



だからこそあの官能的で情熱的な曲が



作れたのかもしれない。




本当に聴いただけで孕まされそうな




曲から情感やエロさを感じる。




その手紙はセリフになっているので



一部要約して抜粋しよう。


-----------

私の天使,私のすべて。

今日は少しだけ書こう。あなたの鉛筆で。
明日にならなければ、私は宿に着けないのです。
なんという時間の無駄づかいだろう。

この深い悲しみはなぜなんだろう。
結ばれていたのなら、こんなに苦しまないのに。

私の心はいつもあなたと共にいる。
あなたと暮らせたらどんなに楽しいだろうか。


---------



ベッドに横たわって想うのはあなたのこと。

我が不滅の恋人よ。

ときに喜び、ときに哀しみ

我々を待つ運命について考える。


あなたと共に暮らせるのか、別れるのか。

私はもう寝ます。

愛しい人よ、安心して。

昨日も今日も涙と共にあなたを想い続ける。


私はあなたのすべて。さようなら。


----------


ベートーベンはホテルで待つ人妻に


何度も待っていてほしいと手紙に綴るが


それは届かない。




これは映画のセリフなので


かなり要約されているし



デフォルメもされていますが



実際のベートーベンの恋文はもっとアツい。




そして何通にも渡る。



この不滅の恋人が誰なのかは



200年経った今でも不明ではあるけど



おおよその人物像は上がっている。



映画では弟の嫁さん説になってるけど




実際に見当が付いている人物も



やはり人妻だ。




いつの世も道ならぬ恋は存在したんだね。




愛が憎しみに変わったあとも尚、




心の底では愛して愛してどうしようもない。




特に男(ベートーベン)の方は

ずっと引きずっている。




スマホも電話もない時代ならではの




ゆっくりとした残酷さは





儚くて美しい。





一度機会があればおすすめです。




絡み合うような

エロティックなシーンは全然ない分、



想像させられてゾクゾクする。




そして感情移入して切なくなりますが




恋愛で何か学ぶことがある。







しかしゲーリー・オールドマンは

良い男だ✨




ピアノも弾けるので



映画の中で殆ど吹き替えなし。



カッコ良いなぁ❤




月光を聴いていたら



20数年前に観た



この不滅の恋を思い出した。




改めてこの年齢の



この状況の私で



また観たくなったな。